日本の会社の飲み会はベトナム人にどう映ってるんでしょうか??
会社関係の飲み会は色々戸惑うことがあるようで、それについて解説したベトナム人向けウェブサイトも多数見られます。ベトナム文化と比較した客観的な視点で書かれているのを見ますと案外考えさせられる内容のものもあります。
長期にわたるロックダウンが解除され、どんどん規制緩和が進んでいます。いよいよ飲食店も再開され、社内外での飲み会の約束をしている方も多いんじゃないでしょうか。さて、そんな日本人の飲み会ですが、ベトナム人からはどのように見られているのでしょうか?昨今日本で働くベトナム人も増加しており、日本社会の「飲み会」に参加するベトナム人も多いわけですが、ここで感じるカルチャーショックや戸惑いは多くのベトナム人が共有するところになっています。今回はベトナム人向けに書かれた日本の飲み会について解説されているウェブサイトを紹介します。
会社の飲み会の役割
日本の会社における飲み会の役割をベトナム人目線では以下のように解説しています。
伝統的な日本の会社では業務のあらゆることが厳密に組み立てられ、従業員はこれらの業務を行うため黙々とデスクに向かいます。同僚と話すことは「私語」とみなされ厳しく制限されるため職場で親密な関係を築く機会があまりありません。
tại một công ty Nhật truyền thống, mọi khía cạnh trong công việc đều được “đóng khung” nghiêm ngặt. Mọi người ngồi yên từ lúc bắt đầu giờ làm. Việc nói chuyện với đồng nghiệp bị coi là “shigo” (nói chuyện riêng) và bị hạn chế ở mức tối đa. Do đó, phần lớn các nhân viên công sở Nhật Bản không có nhiều cơ hội để xây dựng những mối quan hệ thân thiết và riêng tư tại nơi làm việc.
“Văn hoá” Nomikai hay những câu chuyện xấu hổ đáng quên trên bàn nhậu của dân công sở Nhật (afamily.vn)
飲み会の必要性として、就業時間中にスタッフ同士で親密な関係を築きにくいということを上げていますが、他にも「一つの会社に長い年数勤める傾向がある日本人は、飲み会に参加して同僚、上司との関係を良好なものにすることは非常に重要なのです。」とも語っています。
会社の飲み会の必要性を「勤続年数」の観点から考えたことはありませんでしたが、飲み会への参加が昇進に関わるような体質の企業ではこれもあながち的外れな論点ではないように思います。
今どきの若者の本音はどう映っているか
上のように解説されている「飲み会」ですが、今どきの若者の本音についても解説されていました。
井沢一世は横浜出身の20歳の日本人男性で、 給料や昇進の機会を心配するだけでなく、頻繁に飲むことも心配しています。「仕事の後に上司と飲みに行くことは企業文化の一つとして理解していますが、スポーツをしたいこともありお酒を飲むとそれができません。もし飲むことを勧められたときにどのように対応したらいいのか分かりません。」
Issei Izawa là một chàng trai Nhật Bản 20 tuổi đến từ Yokohama, anh có nhiều lo ngại về môi trường làm việc sau khi tốt nghiệp. Bên cạnh sự quan tâm tới mức lương, cơ hội thăng tiến, Izawa còn lo lắng về việc anh sẽ phải thường xuyên uống rượu.”Tôi hiểu ép đi uống với sếp mỗi tối sau giờ làm việc là một phần của văn hóa doanh nghiệp nhưng tôi muốn chơi thể thao và không muốn hiệu suất công việc giảm chỉ vì say xỉn. Nếu tôi bị áp lực phải uống, tôi không biết mình nên làm gì.”
“Văn hoá” Nomikai hay những câu chuyện xấu hổ đáng quên trên bàn nhậu của dân công sở Nhật (afamily.vn)
会社の飲み会や上司からの飲みの誘いはベトナムの会社でもありますが、「行きたくないのに行ってる人」の割合がベトナム人のそれと比べて日本人は多いのではないかと記事の中で推測されています。また日本ではお酒が飲めるかどうかはキャリアの選択にも影響があるとも言われています。
ベトナム人が戸惑った日本の会社の飲み会
他にも弊社の登録者のうち、日本で会社の飲み会に参加したベトナム人から以下のような意見、感想が寄せられています。
・飲まない人でもお酒を注いで回る
「ベトナムではお酒を飲む人だけがお酒を注ぐ文化があります。お酒を飲まない女性が席を立って上司にお酒を注ぐというのはない習慣です。」
・三次会、四次会
「ベトナムではせいぜい二次会までなので、日が回ってもまだ会が続くことに驚きました。しかも平日で次の日は時間通り出社しているのも凄い。お父さんぐらいの年齢なのに元気だなと思った。」
・キャラが変わる
「会社の飲み会で「あれ、この人こんなキャラだっけ?」と思うことがよくあります。ベトナムではあまりそんなこと感じたことないんですが、日本人は仕事中と仕事外で振る舞いを使い分けている人が多いのかなと思いました。」
・仕事の延長
「会社の忘年会に参加したんですが、会を楽しむというより自分の役割、義務を果たすのに必死な人が多いように思いました。若い人はただお酒を飲んで楽しんでたらいいってわけじゃなさそうでした。そういう意味でベトナム企業の忘年会よりも仕事みたいな雰囲気がある気がしました。」
「お酒を飲むときは楽しく」がモットーなベトナム人にとって、こういった日本の会社の飲み会独特な雰囲気に戸惑うことがあるようです。しかし一般的にベトナム人は大人数でワイワイやるのが好きなので、日本の会社の飲み会も特に苦痛ではないと言っていました。
因みに解説しているウェブサイトには以下のような文言を最後に付けて締めています。
「しかし近年ではこれまでの伝統的な飲み会スタイルを受け入れない若者も増えており、上司に誘われても断る部下や、お酒自体を飲まない若者が増えています。」
正にその通りだと思います。